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パタゴニア「5 Day – WトレックDay1 (Welcome Center to Base Torres RT)

南米

12月下旬にパタゴニアで「Wトレック」を歩きました。東から西に向かう5日間のトレッキングです。
Wトレックの概要ページはこちら)。

センター内には、トイレ、ショップ、カフェなどがありますが、見逃してはならないのが出口付近の頭上に表示されているこれ。

Windguruの風速予想表です。気温や降雨量なども書いてありますが、パタゴニアで非常に重要となる情報は風です。この時に表示されていたのは、ベース・トレス展望台エリアの12月23日〜12月27日の予想(3時間おき)で、スペイン語のVelocidad Vientaは風速、Rachasが突風です(いずれもノット表示)。これによると、例えば24日18時の風速15ノットは傘をさすのが難しいレベルで、風に向かっては歩きにくくなる強い風です。突風(瞬間最大風速)に至っては、この期間の最高が27日16時の48ノット(時速88〜102km)。これは、台風でいうと「強い台風」と「非常に強い台風」の境界に相当します。歩いている時に突然このレベルの突風が吹いてくる可能性があるということなので、こうした天候予測はしっかりチェックしておく必要があり、ルートによっては目的地までいくのを諦めた方がいいこともあります。この日は、あまりお天気もよくないため、上に登った時の様子を見ながら判断することに。

トレイルの歩き始めは視界も広くなだらかです。

橋がいくつかでてきますが、1度に2人までしか渡れないものもあり、人が多いときは順番を待たなければなりません。

しばらくすると、クエルノス方面とベース・トレス方面の分岐がでてきます。

この日はトレスに向かって右に進みますが、明日はここで左に行くことになります。下の方にはプーマ注意の看板も!「自己責任なので、ちゃんと距離を置くように」と書いてあります。

この辺はまだ登山というより広大な高原をハイキングしている感じですが、じわじわと登りが始まります。

山小屋などに荷物を運んでくれている馬たちとすれ違ったりしながら歩くうちに、少しずつ標高があがり、この斜面を登り終えると強風エリアが待っています。Windy Passという注意表示もあるほどですが、幸いこの時はそれほどの強風ではありませんでした。

出発から2時間ほど歩くとチレーノの山小屋です。ここまででこの日の行程の約4分の1を消化した形。

泊まらなくても、カフェテリアのほか水場やトイレを利用できるので、いつも混雑しています。

トイレは、カフェで何か頼むと無料、トイレだけを使う場合は2ペソ取られました。

チレーノには、山小屋だけでなく、テント(高床式)の設備もあります。

ここでお天気が崩れてきたので、みんな雨具を着込み始め、トレスまで行けるのか、行けてもちゃんと見えるのかちょっと心配に…。

ウッズの中を歩くときは風の心配がないので楽です。

視界が開け、向こうに高い山が見え始めました。
風やお天気も少しおさまってきたので、予定通りベース・トレスにむけて歩を進めます。

そして、いよいよ岩場がスタート。

最初はそうでもないのですが、ベース・トレスの手前約1時間は、大きな岩がゴロゴロした急斜面(モレーン)になるので、注意が必要です。

けっこうガスっているけど、しばらくすると、向こうに何か見えているような…

と思ったら、

トレスです!3つ並んでいるのがわかります。

さらに岩場を超えると

ベース・トレスの展望台でした。
標高900m足らずとはいえ、登山口は100m台なので、ここまで来るのはなかなかの体力を要します。ここでランチにしましたが、風が強くじっとしていると寒いので、雨具やフリースを着込み、大きな岩の陰で、震えながら食べました。

休憩している間に少しガスが晴れ、3つのタワーが頭までちゃんと姿を現してくれました。

右側から北峰(2248m)、中央峰(2800m)、南峰(2850)。ここからは中央のピークが最も高く見えるけれど、それは遠近法による錯覚で、実際には奥にある南峰の方が高いのです。これらの山の頂上まで登れるのは、世界でもトップクラスのロッククライマーのみ。特に最高峰の南峰は最もアプローチが難しく、技術的にも肉体的にも最高難度の山といわれています。

もう一度、この景色を目に焼き付けたあと、Uターン。
下山は、基本的に来た道を戻ります。

午後は天気も回復し、ウェルカムセンターに近づく頃には青空も見え始め、無事にこの日の全行程を歩き通すことができました。結局この日のトレッキングは10時間近くにおよび、長い1日となりました。

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