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パタゴニア「5 Day – Wトレック」〜 Day4 (Paine Grande to Grey & Ice Trekking)

南米

12月下旬にパタゴニアで「Wトレック」を歩きました。東から西に向かう5日間のトレッキングです。
Wトレック自体の説明ページはこちら)。

4日目の行程はパイネ・グランデからグレイまでの約11km。上の地図でいうとレッドの部分です。さらにこの日は、グレイの山小屋に到着後、午後から現地のツアーに参加して氷河トレッキングも体験しました。

歩く距離は11kmなので普通ならそれほど時間はかからないはずですが、1時からの氷河トレッキングの前にランチをすませておきたかったのと、強風で予想以上に歩きに時間がかかる可能性もあると考え、朝は早めに出発しました。

お天気はいいけれど、風は強め。

Laguna Los Patos。グレイ湖の手前ででてくる小さな湖です。

きれいなのですが、途中からどんどん風がすごくなり、正直いって景色どころではありませんでした。顔に風を受けるのが辛いため、歩いているときはどうしてもうつむき加減になり、じっと立ち止まっているのも大変で、飛ばされないように前屈みで頭から風に向かって進んでいく感じです。

すぐに大きなグレイ湖も見え始めます。

このミラドールは今日の行程のちょうど中間あたり。ここまでくると遠くにグレイ氷河も見えてきます。

右手に見えているのは、パイネグランデ山。フランス谷からみたのを反対側から見てる感じ?

カメラを望遠にするとここからでも氷河がよく見えます。午後はあの上を歩く予定。

湖上には崩れ落ちた氷河の破片がアイスキューブのように漂っていて、ブルーがきれい。

上ったり下りたり、けっこう起伏はあり

Rio Olguinで

橋を渡り

この辺までくると、リフュージオも近いはず。

歩き始めから4時間ほどで建物が見えてきました。「到着だ!」と思ったけれど、看板には「Vertice」と書かれていて、ここが本当にGrey refugioなのか確信がもてません。

中に入ってフロントにいた人に確認すると、ここだということ。でも、まだ早すぎてチェックインはできないため、ダイニングやバーエリアだけ覗いて、外のデッキでランチを食べることに。

デッキからの景色はよく、みたことのない大きな鳥がいました。

今日のボックス・ランチ。だいたい毎日サンドイッチがメインで、ナッツやエナジーバー/プロテインジェルなどのスナックがついています。

ランチを食べ終わったところで、荷物を置き、アイストレッキングの集合場所であるBig Footのオフィスへ向かいます。リフュージオから歩いて10分ほど。

アイストレッキングは、個人で勝手に行くことはできず、必ずガイドの付いたツアーに参加する必要があります。事前に予約はしていましたが、ここであらためてレジストレーションや各種文書にサインをすると、参加者に一つずつ、ヘルメットなどが入ったバックパックが渡されます。保険に加入しているかどうかや、体重も書かされました。風に飛ばされやすそうな人に目星をつけているのか、私はさっそくマークされたみたいでした。

その日の参加者が全員揃ったところで、小さなボートに乗り込み、氷河に向かいます。

氷河に近づくとミニアイスバーグが浮かんでいました。これもやっぱり青い。

上陸後は、しばらくモレーンの上を歩いて

ベンチのある場所までいき、装備を身につけます。

ここで、ヘルメット、アイゼン、ハーネスをつけ、ピッケルを渡されて、ようやく氷河の上を歩く準備が整います。

氷河の上はフラットなところばかりではなく、危険なクレバスもたくさんあるので、ガイドの指示に従って慎重に歩かなければなりません。

ちなみにハーネスをつけるのは、万が一クレバスに落ちたときに救助しやすくするためです。でも、この会社では、これまで引率したトレッカーがクレバスに落ちたことはないといってました。それだけ安全面に留意しているということのようです。この日は10人ほどのグループに3人のガイドがついてくれました。

ここでもやはり風は大きなリスク要因で、吹きっさらしの場所で風があると私は飛ばされそうになるため、先頭のガイドが腕を組んで歩いてくれました。ジョークで「重しとしてポケットに大きな石を何個か入れて歩け」ともいわれました。

氷河の氷は青くみえます。これは、長い年月をかけて積もった雪が重みで圧縮されてできる過程で中の空気がおし出され、透明度や密度が高くなるため、太陽光のうち波長の長い赤い光は吸収され、波長の短い青い光だけが透過・散乱するためだそうです。

ガイドの一人がピッケルを使って腕立て伏せのようにして氷河の水を直接飲んで見せたので、何人かの男性が同じ方法をトライしていました。私は、強力なフィルター付きの水ボトルに入れて飲んでみましたが、冷たくて美味しかったです。何万年も前の雪が溶けたものかも…と考えると感慨深い。

安全で絵になりそうな場所に来ると写真タイムを設けてくれ、ガイドが撮影の手助けもしてくれます。

あたたかいティーが配られる休憩タイムもあり、氷河の様々な表情をゆっくりと堪能しました。

結局、ツアーは集合からオフィスに戻るまで4時間半ほどで、氷河に到着してボートから下りた後はみっちり3時間ほどを氷河やモレーンのうえで過ごしました。

パタゴニアといえばアルゼンチン側のペリト・モレノ氷河も有名ですが、グレイ氷河は一般の観光客がいないので、圧倒的に静かです。自分の足でグレイまでトレッキングしてこないとアクセスできないためで、このときも氷河の上を歩いていたのは私たちのグループだけでした。おかげでより濃密に大自然を体感できた気がします。

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