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パタゴニア「5 Day – Wトレック」〜 Day5(Grey to Paine Grande & Kayakking)

南米

12月下旬にパタゴニアで「Wトレック」を歩きました。東から西に向かう5日間のトレッキングです。
Wトレック自体の説明ページはこちら)。

5日目(最終日)の行程は、昨日歩いたのと同じ道を逆方向に戻るグレイからパイネ・グランデまでの11km。上の地図でいうとブルーの部分です。さらにこの日は時間に余裕があるため、歩き始める前に、午前中はグレイ湖でカヤックに乗りました。カヤックはこれまで色々な場所で何度かやったことがありますが、氷河湖でというのは初めてです。今後こういうチャンスはなさそうなので、エクスカージョンに参加してみることにしました。

朝食を食べ終えると、まとめた荷物を山小屋の保管スペースにおかせてもらい、昨日のアイストレッキングと同じBig Footのオフィスに向かいます。Big Footは両方のアクティビティを提供していて、それぞれに専門の担当者/ガイドを抱えています。この日も朝から風が強かったため、ぎりぎりまで催行されるかどうかわかりませんでしたが、少し風がおさまるタイミングで沖まででればなんとか大丈夫だろうという判断でゴーサイン。実際、前日は中止になったらしいので、ラッキーでした。

ウエットスーツ、防水ジャケット、ライフジャケット、ヘルメットやブーツに至るまで、必要な装備はみんな本格的なものを貸してくれるので、特に何も用意する必要はありません。私はここで生まれて初めてスプレースカートというものを使いました。パドラーがウェストからスカートのように身につけ、裾の部分をコックピットのエッジに固定させて、カヤックの中に水が入らないようにする防水カバーのようなものです。装着やセッティングの仕方がわからなくても、ちゃんと教えてもらえます。

準備ができると、2人1組でカヤックに乗り込み、風が少しおさまるまで浜辺で出発のタイミングを待ちます。離岸と接岸はみんな一番ナーバスになります。

ようやく風が少しおさまったので一艇ずつ岸を離れ、沖に向かいます。2人で漕ぐときは、両者の息が合わないとうまく先に進めません。私は前に乗っていたので、後ろが見えずタイミングが掴めなくて最初はちょっと苦戦しましたが、だんだん要領がわかってきて、ちゃんと進めるようになりました。

おおまかに指定されたエリアのなかではかなり自由に動くことができ、滝の方に行っている人たちもいました。山と滝と湖にカヤックの組み合わせは絵になります。

アイスバーグの近くにも行きましたが、大きなものに近づきすぎると危険なので、引率のカヤッカーたちがそれとなく間に入って正しい方向に導いてくれます。彼らは一人でカヤックに乗っていて、船やパドルを自分の手足のように自在に操り、急な方向転換をしてベストポジションから写真を撮ってくれたり、遅れている人をロープに繋いで助けてくれたりと、非常に心強いヘルパーでした。

水面から顔を出しているアイスバーグは氷で作った動物の彫刻のようで、場所によっては触ってみることもできます。

昨日歩いた氷河も見えました。考えてみると、昨日も今日も一生もののすごい体験の連続です。

こうして湖上で1時間ほど楽しんだあと、陸に戻り、装備を返却すると、お疲れ様のドリンクを振る舞ってくれます。みなさんとても感じのいいプロフェッショナルたちでした。

というところで午前の部は終了。このあとはロッジで荷物を回収し、午後はパイネ・グランデに向かって再び地に足をつけたトレッキングです。

今日は昨日と違って右手に湖を見ながらの歩き。相変わらず風はありますが、すでに昨日歩いた道で、だいたいの地形や風に気をつけるべき場所はわかっているため、少し気は楽でした。

途中で山を見ながらランチ。たまにはおにぎりとか食べたいけど、今日もサンドイッチです。ミラドールも昨日よりは気持ちの余裕を持って通過。あまり大きな発見もないので、ずんずん進みます。

この日はパイネ・グランデについたあと、ロッジのそばの桟橋から5時のカタマラン(双胴船)に乗って対岸のプデトまで行き、そこから迎えの車に乗ってプエルト・ナタレスまで戻る予定です。なので、4時半ごろまでにパイネ・グランデに到着できればよかったのですが、思いのほか早く、3時にはビジターセンターに着いてしまいました。

中でお土産でも見ながら時間を潰せるのではと期待しましたが、トイレ以外は、お店どころか展示のようなものもなく、非常時のレスキュー装備(?)が置いてあるだけ。結局、パイネ・グランデのリフュージオにあるカフェに入り、ワインでWトレック踏破の祝杯をあげました。とりあえず、自分の足で歩く部分は無事終了です!

4時半をすぎると少しずつカタマラン乗り場に人が集まってきますが、ここも何もない場所で、係員もいないので、ただその辺にワヤワヤと列ができ、そのまま立って待つ感じ。基本的にここにいるのはみんなWトレックを歩き終えたトレッカーたちです。

時間になるとちゃんと湖の向こうからボートが現れ、順番に乗船。

荷物を置いて空いている席に座ります。船からは、Wトレックで歩きながら目にした山々も見えるので、デッキに出て名残を惜しむ人たちもいます。

到着したプデトも広大なパーキングがあるくらいで、これといって何もなく、そこで迎えの車と合流し、2時間ほどかけてプエルト・ナタレスに戻り、ようやく5日間のWトレックが完全に終了しました。
場所によっては、もっとお天気が良ければ…とか、風がなければ…といった思いもなくはありませんが、どれもその時にその場でしか遭遇できなかった一期一会の体験なので、不満や後悔は全くなく、本当にやってよかったと思っています。

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