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ビッグベンド国立公園:メイン・アトラクションの一つ「サンタ・エレナ・キャニオン」を歩く

テキサス

「サンタ・エレナ・キャニオン」はビッグベンドを代表するアイコニックなトレイルの一つです。リオグランデ川に削られた険しい渓谷の中に入っていく体験は他ではなかなか味わえないものですし、1時間もあれば十分カバーできるため、離れた場所からみるだけでなく、自分の足で歩いてみることを強くお薦めします。

ロス・マックスウェル・シーニック・ドライブを南下していくと、正面に巨大な平たい岩壁(メサ)が広がっているのが見え、その中ほどに大きな切れ目が入っていることがわかります。

これが「サンタ・エレナ・キャニオン」です。切れ目の右側はアメリカですが、左側はメキシコです。キャニオンの底を流れる川が国境なのです。遠目にみるとどうやってキャニオンに入っていくのか、大変なのではないと思いますが、階段などがきちんと整備されているので、ロッククライミングなどをする必要はなく、ルートに沿っていけばちゃんと川沿いまで降りて、歩くことができます。

●エリア:Big Bend National Park (TX)
●ルート:Santa Elena Canyon Trail (out-and-back)
●距離:1.6 mile
●標高差:219 ft
●難易度:🌠
●駐車場:29.167532065937994, -103.61023180912046

パーキングに行く途中に、「Santa Elena Canyon Overlook」という表示がでてきますが、トレイルを歩く場合はこれを無視し、「Santa Elena Cayon Trail」まで進みます。

トレイル近くの駐車場には、簡易トイレやピクニックテーブルなどもあります。

駐車場からでてきて、まず正面からキャニオンをみたところです。ここから直接は渓谷の中に入れないので、キャニオンに向かって右手に進みクリークの浅い部分を渡ってトレイルに入ります。季節によっては乾いてほとんど水がない時期もあるようですが、私が歩いた時(12月下旬)には少し水があり、石が並べられて道のようになっている部分があったので、それを伝って渡りました。

もっと暖かい時期なら、登山靴ではなくスポーツサンダルで歩き、じゃぶじゃぶ水に入っていくという選択肢もあるかもしれません。

渡ったあとは、ちょっと急な土手をよじ登り、木々の間の小道を進むと、階段がでてきます。

この階段とそれに続く道をスイッチバックで上まで登ります。リオグランデが削った断崖の高さは約450mもあるといわれ、一番高いところから振り返ると、素晴らしい景色を楽しめます。

ここは渓谷から流れ出たリオグランデが南に曲がっていくところで、上の写真では川の右側がメキシコ、左側がアメリカです。

ここからは、少しずつ下りて川の高さに近づいていきます。だんだん、渓谷の中に入っていく感じ。

一番下までくると本当に川辺を歩くことができます。どこまで進めるかは、その時の水量と、その人の装備状況によると思いますが、登山靴の私たちは、大きな壁で遮られたこの場所が限界でした。

ここからは回れ右で、来た道を戻ってトレイルヘッドまで帰りました。
「サンタ・エレナ・キャニオン」は、カヌー、カヤック、ラフトなどを使って水上から楽しむという体験もできます。時間や興味のある方はトライしてみるといいかもしれません。

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