チソスで1日かけて本格的なトレイルを歩きたい人にオススメなのが、この「サウス・リム・トレイル・ループ」です。距離が長く、標高差もあるため、歩き慣れた人向きですが、途中の景色は変化に富み、サウス・リムまでいくと、チソス・ベースンから見える風景とはずいぶん違った世界が広がって、ちょっとチャレンジングな歩きが好きな人には非常に満足度の高いハイクになると思います。
●エリア：Big Bend National Park (TX)
●ルート：South Rim Trail Loop （時計回り）
●距離：12.7 mile
●標高差：2421ft
●難易度：🌠🌠🌠🌠
●登山口：29.269960585987793, -103.30122971146733
このループは、Laguna-Meadows Trail、Pinacles Trail、Boot Canyon Trail、South Rim Trailと4つのトレイルで構成されています。
チソス・ベースンの駐車場からトレイルヘッドに入ると、ここが色々なトレイルの起点になっていることがわかります。まずは矢印に沿って、ラグナ・メドウズ・トレイルの方向へ歩きだします。
少しいくと道が分かれるので、左のピナクルズ・トレイルへ（反時計回りで歩く場合は右のラグナ・メドウズ・トレイルを歩き続けます）。
しばらくは、ベースンでお馴染みのカサ・グランデ（7103フィート）が左手にそびえ、
右手には「ウインドウズ・ビュー」も見えます。
また、しばらくすると園内最高峰であるエモリー岳（7796フィート／2376m)の勇姿も見えてきます。このルートは途中までエモリー岳に登るルートと同じなのです。
エモリーが近づくにつれて、傾斜も出てきますが、景色は非常にドラマチック。
エモリー・ピーク・トレイルの分岐をすぎるとブート・キャニオン・トレイルが始まります。
この部分はいろいろなタイプの道がでてきて、綺麗な鳥やシカもいました。
サウスリムの絶景が楽しめるのは、ブート・キャニオン・トレイルからサウス・リム・トレイルとイースト・リム・トレイルへ入る分岐が出てきたあたりからで、ここまでくると一気に視界が開けます。
サウスリムは、リムという名前が示すように、地形的なエッジ部分になっていて、一番高いところで7344フィート(2238m）もあるため、遠くまで広大なエリアにボコボコと連なる山々を見渡せます。
はるか向こうはメキシコです。
しばし絶景を楽しんだら、名残惜しいけれど、大きく右に回ってループの後半部分へ。
最後はラグナ・メドウズ・トレイルで、行きとは違う角度からエモリーを楽しんだりしながら、ベースンまでもどります。この日のハイク時間は、途中の休憩やランチタイムなどを入れて、6時間20分ほどでした。夏場は相当気温が高くなるため、なるべく朝早くから歩き始め、十分な水を携帯してください。
