スポンサーリンク

歴史の街ハーパーズフェリーに行くならメリーランドハイツからの景色は見逃せない

ウエストバージニア

●エリア:Harpers Ferry National Historical Park (WV)
●ルート:Maryland Heights via Harper’s Ferry(ピストン)
●距離:4.6 mile
●標高差:1115 ft
●難易度:🌠🌠(Moderate)
●スタート地点:鉄道駅付近のPotmac Street

ハーパーズフェリーは、南北戦争開戦のきっかけの一つとなったジョン・ブラウンのアーモリー襲撃事件が起きた町で、南北戦争中も「ハーパーズフェリーの戦い」など激戦地となった場所です。1800年代からの古い街並みも残っていて、米国史を学べる歴史国立公園となっています。また、ポトマック川とシェナンドー川が合流するウエストバージニア最東端の三角州にあるため、川を挟んでウエストバージニア、バージニア、メリーランドの3州が接する地理的にユニークな場所でもあります。さらに、ハイカーにはアパラチアン・トレイルの中間地点としても知られ、アパラチアン・トレイル・コンサーバンシーがあり、町の中をアパラチアン・トレイルが通り抜けています。ここで紹介するのは、ハーパーズフェリーの街から橋を歩いてメリーランド側に渡り、そこに聳り立つ山(メリーランドハイツ)の中腹からこのユニークな町全体を見下ろすトレイルです。

マップではスタート地点がポトマック・ストリート上になってますが、小さな街なので、車を停めた場所、シャトルバスを降りた場所など、ハーパーズフェリーの街の中ならどこからでも歩き始められます。ちなみに私はビジターセンターの駐車場から歩き始めたので、距離が2マイルほど長くなりました。

とにかく、まずはポトマック川にかかる橋に向かいます。橋は2つありますが、駅に近い方ではなく、川に向かって右側にある、歩いて渡れるFootbridgeの方です。

ちなみにこの橋を渡る道もアパラチアン・トレイルの一部ですが、ここは愛を誓う場所としても知られているようで、橋のビームやフェンスなどあちこちに「ラブロック」と呼ばれる南京錠が下がっていました。ココと決めた場所に下げてロックした後は、それを永久にとめおくために、鍵の方は捨ててしまうのが一般的なのだとか。熱い想いがたくさんつまった橋のようです。

メリーランド側まで渡りきったら、左に曲がりポトマック川をみながらしばらく歩きます。この辺は気持ちのいい散歩道といった感じ。ちなみにアパラチアン・トレイルは橋を渡った後で右へ。

そのうちメリーランドハイツの登山口に続く小さな橋が見えてきます。

登山口はゲートが閉じていますが、車両の進入を止めているだけなので、気にせず横をすり抜けます。

ここから山登りです。
途中で南北戦争時の砲台跡も通ります。今は何もないスペースですが、当時は自然の要塞であるこの山を制するために北軍と南軍が激しい攻防戦を繰り広げたようです。

その先に分岐があり、左は山頂に続く「ストーン・フォート・トレイル」で、ここから山頂までは勾配の険しい3.3マイル(往復3時間)となりますが、私たちは右の「オーバールック・クリフ・トレイル」の方へ。こちらはここから1.4マイル(往復1.5時間)と書いてあります。

しばらく登り続けた後、右にまわりこんで下っていく道へ。

オーバールックの手前は岩だらけの歩きにくい道ですが

最先端までいくと景色が広がります。

右のポトマック川と左のシェナンドー川が合流している様子がよくわかりますね。街は小さくてジオラマみたいです。南北戦争当時の兵士たちもこの景色を見たのでしょうね。

タイトルとURLをコピーしました